ストイックなまでに研ぎ澄まされたディスクリート回路。
Tone Garageシリーズの内部構造は、オペアンプICといった集積回路を排除し、トランジスタ、抵抗、コンデンサ、コイル等、単体パーツにより成り立っています。すなわち、こだわりのディスクリート回路。ストイックなまでに研ぎ澄まされた設計思想により、丹念に選別されたパーツ類を使用しています。レスポンスも良く、ギタリストの繊細なピッキング・ニュアンスもパーフェクトに伝えます。
エフェクト・オフ時も安心のトゥルー・バイパス仕様。
優れたエフェクターは、そのサウンド・クオリティを誇るだけでなく、バイパス時のサウンドにも気を配っています。Tone Garageシリーズは、トゥルー・バイパス仕様ですので、エフェクト・オフ時でもギター・サウンドを損なうことはありません。また、オン/オフのスイッチには、高性能な小信号用リレーを使用しているため、音ヤセのないギター本来のサウンドをそのまま出力できます。
堅牢なアルミ・ダイキャスト・ボディで耐久性も抜群。
タフなアルミ・ダイキャスト・ボディに身を包んだTone Garageシリーズは耐久性も抜群。ハードなステージ・パフォーマンスにもパーフェクトに対応します。また、見ているだけでハイ・テンションになる派手なグラフィックは、自ずと演奏にも力が入ることでしょう。パワー源である真空管等の内部回路を垣間見ることもでき、サウンド面だけでなく、ルックスにもVOX伝統の高いデザイン性は発揮されています。
コンパクト・エフェクターの常識を覆す、新開発”Hi-Volt“技術。
電池駆動ながら200Vという高電圧で真空管12AX7を歪ませることが可能な“Hi-Volt”技術を採用。コンパクト・エフェクターの常識を覆す真のドライブ・サウンドを可能にしました。
“Hi-Volt”とは?
VOXは、新しい真空管回路技術を開発しました。我々は、真空管に十分な高電圧を使用しながらも、単3電池6本またはDC9V電源で動作するこの回路技術を、”Hi-Volt”と名付けました。“Hi-Volt”は真空管12AX7を、200Vという高電圧で動作させています。ディスクリート回路の電源電圧も20Vと高いため、真空管アンプに近い、ナチュラルでダイナミックなサウンドが得られます。真空管回路のように高いインピーダンスと増幅率を持つ回路は小型化するのが困難な面がありますが、VOXの新しい真空管回路技術”Hi-Volt”を駆使することにより歴史上類を見ない小型サイズを実現しました。
サウンド・キャラクターの変化も楽しめるゲイン・コントロール。
トランジスタの増幅回路にも工夫を凝らしました。ゲイン・コントロールは、単純に増幅度を変えるだけでなく、ゲインのポジションによって若干キャラクターが変わるように調整しました。どのポジションでも実用的なサウンドが得られるようになっています。
こだわりの電源回路で真空管の耐久性も獲得。
真空管は電源投入時に大電流が流れるため、ヒーター電流スロー・スタート回路を搭載しました。これにより、真空管の寿命を延ばすことができ、さらにACアダプターの誤動作も回避しています。
圧倒的“排気量”を誇るハイゲイン・ディストーション、V8 Distortion。
「V型8気筒」の名を冠した、圧倒的“排気量”を誇るハイゲイン・ディストーション。ヘヴィなリフやソロに最適なディストーション・サウンドをはじめ、切り刻むようなハイゲイン・リード・サウンドも得ることができます。ミッド・レンジのピーク時の帯域を切り替えることが可能なミッド-シフト・スイッチを搭載し、オフ時は、レンジが広く、アタックの強調されたサウンドになります。オンにすると、よりリード・プレイに最適な帯域にシフトします。