すべてがユニーク!ギター・アンプの概念を覆すMV50。
従来のギター・アンプとは程遠いサイズ感とルックスに惑わされてはいけません。出てくるサウンドは本格的。50Wの大出力を誇るMV50は、紛れもない真空管サウンドそのものです。MV50があれば、自宅からスタジオ、ステージまで、いつでもどこでも本格的な真空管サウンドで演奏することが可能になるのです。
新真空管Nutubeをプリ・アンプに搭載。
2015年の発表以来、様々なメディアやイベントで取り上げられ、世界中のエンジニアやメーカーから注目を浴びる新真空管Nutube。MV50には、コルグとノリタケ伊勢電子の共同開発により誕生した革新的とも言えるNutubeをプリ・アンプに搭載しています。小型化、低電圧、省電力と、まさにNutubeの特性を最大限に活かすことにより、このサイズ感のヘッド・アンプが実現しました。もちろん、豊かな倍音成分や音圧感といった真空管サウンドの特長は健在です。
Nutubeとは
コルグとノリタケ伊勢電子の共同開発により誕生した新真空管。従来の真空管と同じく、アノード・グリッド・フィラメントの構造を持ち、完全な3極真空管として動作し、また従来の真空管と同様、真空管特有の豊かな倍音を生み出します。ノリタケ伊勢電子の蛍光表示管の技術を応用することにより、その構造を工夫し、従来の真空管と比べ、大幅な省電力化、小型化、品質向上に成功しました。
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Clean/AC/Rockの3種類のサウンド・キャラクターを用意。
ギタリストの好みやジャンル、奏法によって求めるサウンドは大きく変わってきます。MV50には、そんなギタリストの欲求を満たす3種類のアンプ・キャラクターがラインナップされています。歪みのないナチュラルなクリーン・サウンドの「Clean」、VOX伝統のクランチ・サウンドが特長の「AC」、アグレッシブに歪むディストーション・サウンドの「Rock」を用意。3機種すべてコンプリートするも良し、その場のシチュエーションにあったMV50をチョイスして下さい。
徹底的にアナログ仕様にこだわった設計思想。
MV50では、パーツの細部に至るまで、完全アナログ仕様にこだわりました。Nutubeをはじめ、すべての回路を膨大な数のアナログ素子で構築しています。さらに、動作点が常に変化する特別な回路を搭載することにより、真空管ギター・アンプの持つ素晴らしい動特性を再現しています。まさに半世紀以上もの間、ギタリストに支持されてきた本物のアナログ・サウンドがここにあるのです。
真空管アンプのダイナミズムまでも再現するパワー・アンプ部。
MV50には、低発熱で効率の良いクラスDパワー・アンプを搭載しました。これによりNutubeを核とした真空管サウンドの特性を損なうことなく増幅します。さらに「AC」と「Rock」には、真空管パワー・アンプで見られる負荷変動特性までも再現しています。この回路は、ファットなドライブ感、繊細なピッキング・ニュアンス、素早いレスポンスなど、まさに真空管アンプのダイナミックさの要因ともいえます。MV50でもこの醍醐味が味わえる仕様を施しました。また、「Clean」タイプのみ、歪み感を少なくする事を優先し、この回路は搭載せずにクリーン・サウンドを極めています。
キャビネット・サイズに応じて最適なサウンドが得られるEQスイッチ搭載。
小型サイズのキャビネットの場合、低域が弱く、高域が強調される傾向があり、場合によってはチープな印象を受ける事があります。VOXの新キャビネットBC108をはじめ、小型サイズのキャビネットに接続する場合、EQスイッチのDEEPモードを選択すれば、低域を補正しつつ高域を抑えることが可能になります。また、12インチ・スピーカーを4発搭載しているような大型サイズのキャビネットに接続することも考慮し、 EQスイッチにはFLATモードも用意。これにより、MV50のポテンシャルを損なうことなく、スピーカー・キャビネットの特性を最大限に活かしたサウンドを得ることが可能です。
ライン・レコーディングで重宝するキャビネット・シミュレータ。
<MV50はライン/ヘッドフォン・アウトも搭載していますので、直接ミキサーやオーディオ・インターフェイスに接続でき、レコーディング用のアンプとしても活用できます。もちろん、空気感やキャビネットの特性をパーフェクトに再現するキャビネット・シミュレータ回路も搭載。本格的なレコーディング・スタジオで、高級マイクやビンテージ・マイク・プリアンプを通し、熟練のエンジニアよるマイキング技術も含めシミュレーションされていますので、瞬時に本格的なサウンドでレコーディングすることが可能です。
VOXの新スピーカー・キャビネットBC108、BC112とベスト・マッチング。
8インチ・スピーカーを搭載したBC108は、MV50とのセットに最適な小型キャビネット。選び抜いたスピーカーと計算されたセミ・オープン・バック構造により、小型キャビネットとは思えないパンチのあるサウンドを出力します。また、Celestion製V-Typeの12インチ・スピーカーを搭載したBC112は、キャビネット構造にも大きくこだわりました。パンチのある低域を生み出すOVALポートのセミ・オープン・バック構造、リッチな箱鳴りを実現するブレーシング構造、クリアなサウンドを再生するフロント・マウント等、まさにプロフェッショナルな仕様と言えるでしょう。 ともに1台では、25W@8Ωまでの出力となりますが、カスケード接続して2台つなげば50W@4Ωとなり、MV50の持つポテンシャルを最大限に発揮することが可能です。